負荷分散装置(ロードバランサ)の目的
ロードバランサは負荷分散装置として、サーバーとネットワークの中間に設置されますが、その機能は外部ネットワークからの要求を一元的に管理して、同等の機能を持つ複数あるサーバー群のサーバーへ要求を転送する装置です。なるべく多くのサーバに要求を分散して送信し、各サーバが快適な応答速度を保つことを目的としていますし、サーバーの一部がブレークダウンした時などは、一時的にダウンしたサーバーを除外して機能したりします。ですので、システムダウンがしにくい点では有効な装置ですね。
また、一連のトランザクションを行なうために1つのサーバーと複数回通信する必要がある場合には、同じクライアントからの通信を常に同じサーバに転送するという機能が必要です。このような場合には、サーバーに専用のアプリケーションを導入することで、そのサーバを負荷分散装置として使用することも出来ます。
それ以外では、多くの企業などで使われたりする、単純なサービスを運用する場合などは各サーバーに要求を均等に配分する負荷分散装置があれば充分ですが、サーバーの能力にばらつきがある場合には、各サーバーの反応速度に応じて要求を転送するなどする、高度な機能を持つ負荷分散装置が必要になってきます。
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求められてくる高機能
従来のロードバランサ機能から、Webサーバの負荷を軽減するアクセラレーション機能や、サイトの安全性を高める高度なセキュリティ機能、また、Webサイトの安全確実な運営や、トータルコストの削減という高機能化が求められて来ています。
ですから、Webサーバが軽くなるやWebサーバの数が減らせるなどはもう当たり前のようになっています。多数のクライアントから送信されるTCPのコネクションを集約してWebサーバへ渡します。TCPの接続処理はWebサーバのCPU、メモリを消費する処理であるため、集約することでWebサーバ側の負担を軽減することやコンテンツキャッシュでWebサーバの代わりに送信させること、また、TCPバッファリングでTCPコネクションの代理応答を行い、Webサーバ側からはあたかもコンテンツが返し終わったかの様に見せて、Webサーバーのリソースを早期に開放させサーバー負荷を軽減させるのです。
こうして、Webサーバの負担が軽くなり、Webサーバの台数を減らす事なども出来て、Webサーバの台数を減らすことで、Webサーバそのもののハードウェア費用、保守費用だけでなく、OSのパッチングや修理にかかるコスト、設置場所にかかるデータセンターの費用、Webサーバが消費する電気代や冷却にかかる費用まで削減することができます。